酒蔵のカフェで使用するカウンター。設置場所が、絞り場のタイルを利用した「半外」のイメージのため、綺麗すぎず、素材として馴染むようなものに。販売する商品や情報は見て欲しい一方で、あまり場を壊すような「ガチャガチャ」な見た目にはなってほしくない。そこで、ゆるやかに連続しながら段を下げるイメージへ。目線をガクンとさせないのも、ほんのちょっとですが、優しいものです。「にじみ(虹波)」というテーマもあいまって、すこし波がうねりをあげているような雰囲気も大切に。下地から徹底的にR型を綺麗に削り上げていきます。「木下地」とは思えないような見た目です。モールテックスは通常の左官と異なり、工程の最後の方に「研磨」があります。そういった場面での丁寧さで、ラフさと緻密さが共存するものが出来上がる気がします。「個性」も出しながら、元の空気を壊さないように「場に馴染む」。そんな顔を持つ什器として、色々なお客様へ向き合っていってもらえたらと思います。