※この製品はWoodealerとの共同開発商品です。 1:間伐スギの大径材活用の背景間伐材とは細い弱い木ではない「弱くて細くて木」「タダでも使ってあげた方が良い」間伐材と聞くと、そう思わる方も多いと思います。しかし、間伐というのは元来、過密人工林の整備のこと。間伐材でも、柱になったり、床板になったり、家具になったり、立派に使える木はたくさんあるのです。そして、そんな木たちがしっかりした金額で買ってもらえないと、今度は山が”回らなく”なってしまうのです。大径材問題間伐材の中でも太くなりすぎた木もあります。その木の難点は、大きな製材所のラインに入らないこと。つまり(ラインに入らず)”使いにくい”ため、山に取り残される。大きく太くなった木は、CO2(二酸化炭素)を吸収も生育中の木に比べ低く、新しく成長する木々の光の目隠しになってしまいます。2:大径材を大径材として使う”生々(なまなま)しく、”タブー”な使い方間伐材は、細くて弱い木だけじゃない。大径材の活用方法を増やしていく。今回は、その2点の象徴となるようなアイテムの開発です。そこには、生命力漂う生々しさが必要でした。チームでは「小細工なしに太い断面をそのまま見せてやろう」ということで一致。しかし、家具業界ではこれはタブー。背割り部分をデザインし、乾燥を丁寧に行ったとしてもぬぐえない、ひび割れリスク。そして個体差(商品差)により生まれるリスク。とても安定性のあるひとつの商品にはなりえません。製品と木材のはざま、をシステムに。それらの商品として不完全な部分を全体システムで補完します。・(個体差がその統一は妨げる)製品規格については ”直径450mm以上” と幅広く・ひび割れリスクに対しては、(3枚まで)座面交換可能システムを導入として設定しました。3:ウッドデザイン賞と一般流通への壁ウッドデザイン賞森林がもつ背景を語ったこの商品は、ウッドデザイン賞を受賞しました。年輪が浮き上がるような浮づくり仕上げ。スギのもつ”芯材の濃さ”という自然体のカラートーン。その断面が宙に浮くようなデザインも認められたのだと思います。一般流通への壁と、起点しかし一般流通させるためにはまだ取り組むべき問題もあります。マーケティング、生産システム、コストの調整。今後はそれらひとつひとつをクリアにしていかねばなりません。しかしこれが起点となり、大径材に認識を深め、その流通をめぐらせ、森に還元される。そういったムーブメントの一助になれば、と力が湧きます。